福岡天神大名のオーダースーツ専門店「福岡えびすテーラー」では、「心が躍るオーダースーツを、安心価格で」をモットーとしています。
赤坂駅より徒歩2分、天神も徒歩圏内という利便性もあり近隣にお住いのお客様を中心に、西区や東区、他県からもご来店いただいております。
今回は、一枚あるだけでコーディネートの幅が広がる最強アイテムの「シャツ」をご紹介致します。
目次
おすすめの最強アイテム「バスクシャツ」について
いわゆる、青と白二色の横縞のディテールを有したカットソーを指します。
バスクシャツのルーツは、フランスにあります。
バスク地方の漁師や船乗りが仕事服として愛用していたシャツをもとに誕生したのがバスクシャツです。
1850年代より現在に至るまで、フランス海軍の制服としても正式採用されるお墨付きアイテムです。
厚手のコットン生地は、耐久性を持ち合わせています。
チャーミングなルックスに反し、へたりにくく、身体に馴染むのが特徴です。
見た目だけではなく、実用性の高いファッションアイテムとして世界中で愛されています。
良い塩梅でドレスダウンできることから、メンズコーディネートにもおすすめです。
普段はスーツスタイルで、かっちりタイドアップされている方も、オフは違ったコーディネートが出来た方が面白いです。
バスクシャツ、是非試されてみては如何でしょうか。
世界的に有名な「バスクシャツ名門ブランド」御三家
バスクシャツが、ファッション化し始めたのは1920年代と言われています。
歴史が深い、バスクシャツには御三家と呼ばれている名門ブランドがあります。
ブランド毎に特徴を踏まえて、簡潔にご紹介致します。
SAINTJAMES(セントジェームス)
数ある名門ブランドの中でも、最古参なのがセントジェームスです。
地元の船乗りの為に生産したマリンセーターを原型として、バスクシャツが誕生しました。
日本のみならず、世界中で変わらぬ人気を誇っています。イチオシのブランドです。
Le minor(ルミノア)
フランスに自社工場を持ち、生産から縫製までを一貫化しているのがルミノアです。
高品質を維持する為に、小規模経営を貫いているのも特徴。
他社と比較して、カラーバリエーションも広い点が魅力的。
ORCIVAL(オーシバル)
御三家の中でも、品質に拘っているのがオーシバル。
一般的なカットソー生地に比べて、複雑な構造で織りあげることで
独特のハリ感や通気性を実現。
フランスに数台しかないと言われる貴重な編機で生産している。
ファストファッションブランドでお手頃に愉しむも良し
世界的に有名なファストファッションブランドでも、バスクシャツ(ボーダー)を手に入れることは出来ます。
低価格で、高品質な物も多いです。
「高い安い関係無く、フラットなモノ選びができることが理想」
とある有名ファッションディレクターの方が申しておりました。
シンプルですが、そこに尽きると感じております。
ご自身に合った「モノ選び」をされると、よりファッションの世界が楽しめるかもしれません。
バスクシャツに合わせたいおすすめ生地<セットアップ>
普段使いとしても、コーディネートがしやすいスーツ生地にスポットを当ててご紹介致します。
CANONICO / WOOL & LINEN PRUNELLE(プリュネル)
福岡えびすテーラーでも人気の高いカノニコのラインナップには、春夏における定番素材「リネン」を織り込んだ生地もリリースされています。
スーツの王道素材であるウールとの組み合わせにより、比較的シワになりにくく、上品なツヤを楽しむことができます。
バスクシャツと合わせることで、リネン素材の風合いを活かしたコーディネートが楽しめます。
いわゆる、リゾートコーデ感が出ます。
ローファーや、スニーカーと合わせるスタイリングもおすすめです。
Harrisons of Edinburgh / SEA SHELL(シーシェル)
シーシェルの生地は、リネンに「テリレン」と呼ばれるポリエステル系合成繊維の一種をブレンドしています。
リネンの素材感を味わいながら、防シワ性もあるコレクションとなります。
春夏らしいカラーリングも多く、セットアップとして着やすいです。
バスクシャツに合わせたいおすすめ生地<ジャケット>
セットアップに続いて、ジャケット編です。
様々なパンツに合わせやすい、汎用性の高い生地をご紹介致します。
CANONICO / Hopsack(ホップサック)
ホップサックとは、春夏には欠かせない、定番素材のメッシュ生地です。
糸を撚ることで強度を高め、粗めに織っているのが特徴です。
通気性もあり、シワにも強い。さらっと羽織れるジャケットとして重宝します。
清涼感が感じられ、夏には最も活躍するジャケット用生地です。
カノニコのホップサックは、滑らかな光沢感と手触りのバランスが非常に心地良いです。
ドライタッチながら、絶妙なツヤを感じれるのはさすがカノニコといったところ。
バスクシャツとの相性も抜群です。
無地のインナーにはない、爽やかなマリンスタイルが楽しめます。
シンプルで、飽きがこないコーディネートのようにも感じます。
ホップサックについては、こららをご覧ください。
紺ブレとのコーディネートもおすすめ
定番の紺ブレザーと、バスクシャツは相性も抜群です。
デニムと合わせるのがおすすめ。
普遍的なスタイリングとなるので、一着仕立てておくと便利です。
紺ブレザーにおすすめな生地も幾つかご紹介致します。
バスクシャツに合わせる、紺ブレにおすすめな生地
1.Loro Piana / Four Seasons
イタリアの名門、ロロ・ピアーナの通年用生地。
柔らかく、上品な艶感で高級感を演出することが出来ます。
2.Harrisons of Edinburgh / FRONTIER
英国生地の代名詞とも言える、伝統と歴史が深いHarrisons of Edinburgh(ハリソンズ・オブ・エジンバラ)
おすすめは、ハリソンズのコレクションの中でも人気の高い「フロンティア」です。
平織り/300gというウエイトで、オールシーズン着用可能な生地となります。
ご着用の時期を踏まえ、広い範囲をカバーしたい方にはおすすめです。
先述のロロピアーナとは対照的な生地。ハリコシを感じられ、仕立て映えします。
ハリソンズについては、こちらの投稿もご参考に。
まとめ
今回はバスクシャツについて、ご紹介致しました。
フランスより広まったバスクシャツは、日本のみならず世界中で愛用されるシャツです。
一枚あると重宝する為、おすすめです。
<バスクシャツ>
・耐久性もあり、実用性の高いファッションアイテムの一つ
・良いバランスでドレスダウン出来る為、汎用性が高い
・男女問わずセットアップ、ジャケパンコーデに向いている
・ファストブランドを中心として、手軽に試しやすい価格帯
以上、参考となれば幸いです。
スーツを「買う」だけではなく「仕立てる」という、選択肢が増えれば幸いです。
仕立てる楽しさが、一人でも多くのお客様に届くことを願って。