ビジネスマンを中心にオーダースーツの普及は目覚しいものがあります。
オーダースーツと言えば高級品というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、今日では手頃な価格で仕立てれることから、成人式や就職活動用のリクルートスーツとして若年層の支持も集めています。
日本だけではなく、世界的に見てもビジネスシーンでの正装イメージが根強いスーツ。
なぜ既製品ではなく、オーダースーツが注目されているのでしょうか。
福岡えびすテーラーの独自目線で、オーダースーツをおすすめする理由を3つにポイントを絞ってご紹介していきます。
目次
体感したことのない、フィット感
既製品では味わえない、オーダースーツの醍醐味の一つとして「フィット感」は欠かせません。
オーダースーツは一人一人の体型に合わせて作られます。当然ですが、フィットしていると快適な着心地で、動きやすいと感じます。
適正なサイズ感のもと、しっかり身体に合ったスーツを着用することで、余計な負担がかからず、結果的に長持ちします。
サイズが合っていないスーツを着用していると、余計な負担がかかりシワもできます。
オーダースーツの場合は体のラインに合わせて作るため、既製品であれば特定の1か所に掛かってしまうような負担を体全体に分散させることができます。そうすることでスーツの重さを感じさせない、まるで包み込まれるような一体感を得ることができます。
既製品は、A体やAB体といったベースとなる号数を基準に作られている為、全箇所がジャストフィットすることはまずありえません。どこかの箇所に必ず負担がかかり、それが不満へと繋がります。
このように何かしらスーツに対して「悩み」を抱え、我慢して着用されている方も多いのではないでしょうか。それを解決するのが各個人に合わせた「体型補正」です。
スーツに対する「悩み」
ここで著者のケースを例に挙げ、具体的な悩みとはどういったものか、掘り下げてみます。
著者の場合、極度の肩こり体質なのでジャケットを長時間着用すると、肩や背中周りが張り、倦怠感に繋がっていました。
特に日本人の場合、欧米人に比べ筋肉量が少ないために筋肉への負担が大きくなります。肩こりを起こしやすいとも言われています。
「肩がこるので、出来れば長時間ジャケットは着用したくない。それでも仕事上、着ないといけない」
「スーツが重たく感じる」
共通の悩みをお持ちの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな問題を解決したのが、まさにオーダースーツでした。「ジャケットは肩で決まる」と良く言われますが、自分にピッタリ合った適正な肩周りのジャケットを着用することで「着る」から「馴染む」という感覚に変わりました。
又、肩パッド量を調節することも可能です。厚すぎてしまうと窮屈に感じてしまいます。
著者の場合は「肩パッド無し」の仕様にしています。
体型補正
もう1点、オーダースーツを語る上で欠かせないのが「体型補正」です。
お客様一人一人の体型は千差万別、異なります。
撫で肩や怒り肩、反身や屈身等の体型の「クセ」を見抜き、補正数値が加わった型紙を起こします。
体型補正を入れてあげることでシワが軽減されたり、ワンランク上の着心地に繋がります。
日本人に多いのが「前肩」です。
西洋人が直線傾向であるのに対し、日本人は背中心から肩先を結ぶ線が弧を描きます。
体型に沿って、肩先をずらす為、馴染みは良くなります。
前肩補正を入れると、肩幅が小さく見えるケースもある為、全員に入れることはありません。
シルエットとのバランスを加味し、適正な体型補正を入れております。
著者の場合は、前肩が強い為、最大限の補正を加味することで、着用時のストレスが軽減されました。
重たく、肩が沈むようなイメージのあったスーツ。著者は、オーダースーツに出会ったことで払拭されました。
よりフィット感のあるスーツを作る上でも、お客様とのカウンセリングは重要となります。
スーツに対しての要望を伺い、問題解決へ向け細部までこだわることができるのも、オーダースーツの魅力です。
生地選び、デザインの選択肢が豊富
オーダースーツをおすすめする理由の2つ目は、選択肢が豊富な為、他人とは異なる自分だけの一着が出来上がる点です。
具体的にどういった選択項目があるのか、下記で触れていきます。
生地選び
オーダースーツを仕立てる上で、最も重要な部分が生地選びです。
福岡えびすテーラーでは、オーダースーツをはじめオーダージャケット、オーダーフォーマル用に豊富な生地をご用意しております。
できるだけイメージをしていただきやすいように、店頭には所狭しと積み上げられています。
鏡越しに、実際に生地をお身体にお当てすると完成イメージがつきやすく、少しでも気になった生地は手に取って重さなり、生地の風合いなりを確かめてみることおすすめします。
また、店頭の生地の中に「これ!」と思うものが無い場合、バンチブックと呼ばれる生地見本からもお選びいただくことも出来ます。
福岡えびすテーラーでは、オーダースーツ用や、オーダージャケット、オーダーフォーマル用の生地として、世界中からさまざまな種類の素材を集めています。
中には知る人ぞ知るようなマニア垂涎のバンチブックもあり、ビジネス用のオーダースーツに限らず、パーティーシーンや舞台衣装などに使われる方も少なくありません。
オーダースーツ入門用の素材から、スーツのディープな世界の素材まで幅広く取り揃えているのも「福岡えびすテーラー」の特徴です。
お客様のご要望と着用シーンをカウンセリングしながら、最適な生地をご提案致します。
・ストライプ、チェック等の「柄ゆき」
・防シワ、撥水、ストレッチ等の「特性」
・艶感、光沢感といった「質感」
多くの要素から、生地を決めていく工程は楽しさで溢れています。
裏地
既製品だと変更が出来ない裏地も決めることが出来ます。
生地選び同様で色柄等、豊富にございます。
着用時は見えない部分を決めるというのが、何ともオシャレだと思います。
ボタン
裏地と同様です。コーディネートの楽しみが増えます。
ボタンについては、下記投稿で詳しく触れています。参考にされて下さい。
>>オーダースーツのボタン選びはどれが正解?スーツに関する「ボタン」まとめ
ディテール
福岡えびすテーラーでは、パーツ毎にデザインを伺っております。
ボタンの数量や配置、ポケットの形状等といった選択肢は、数十項目にも及びます。お客様のお好みを、スーツを通して表現することができます。
スーツへの愛着感が湧く
3つ目。オーダースーツを仕立てると「愛着感」が湧きます。
考えは異なり当然なのですが、既製品スーツは消耗品と割り切り、その都度買い替えればいいと考えている方も多いと思います。
オーダースーツの場合、サイズ、デザインはお客様だけのオリジナルとなります。大切に、愛着を持って着用する意識は自然と生まれてくるはずです。
愛着こそが、スーツの寿命を伸ばす最大の要因と考えております。
又、福岡えびすテーラーの特徴として「体型補正、生涯無料」があります。一度お仕立ていただいたオーダースーツは体型の変化に合わせ、何度でも補正致します。
「永く、綺麗に着ていただきたい」そのような想いのもと、最後まで責任を持って見届けます。
まとめ
以上、オーダースーツをおすすめする理由について触れさせていただきました。
「装い」とは相手に与える印象を左右する、重要な要素です。
仕事面でも、意識が変わり必ず良い影響があります。
特に相手に与える印象は変わるはずです。
クローゼットを開ける度に、ワクワクするような一着。自分だけではなく、相手にも愛されるスーツを仕立てませんか。
スーツを「買う」だけではなく「仕立てる」という、選択肢が増えれば幸いです。
仕立てる楽しさが、一人でも多くのお客様に届くことを願って。
「オーダースーツに関するお問い合わせ」「ご予約」「お仕立券の発行」その他ご相談など
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