春夏のスーツと言えば、涼しく着用できる「平織」のスーツをイメージされる方がほとんどかもしれません。
ですが、春夏の生地はウール100％以外にも魅力的な生地があります。
それが今回ご紹介したい「リネン」素材を使ったものです。
福岡天神大名のオーダースーツ専門店「福岡えびすテーラー」でも、リネン素材を使ったスーツやジャケットも人気があります。
今回はそんな、春夏生地におすすめなリネン生地の魅力についてご紹介致します。
春夏の生地と言えば「リネン」
リネンと言えば何をイメージされますか？
身近なところではリネンのシャツ、スーツに詳しい方であればポケットチーフをイメージされるかもしれません。
実はスーツでもリネン素材を使ったものがあります。
シャツのようにリネン100％の物もありますが、スーツ生地の場合、ウールやシルクと混紡されて織られた生地がほとんどです。
ウールと混紡することによって、リネン特有の強いシワ感と手触りを軽減しつつ、滑らかな着心地のスーツを仕上げることができます。
「リネン」素材の生地の魅力とは？
そんなリネンですが、ウールや化学繊維にはない魅力があり、それがスーツ好きな方から人気の理由になっています。
高級感のある光沢
ウールでも光沢は出るのですが、リネンの方が強い光沢が出ます。
後述するシワ感とも相まって、生地への光の当たり具合が変化して高級感のある綺麗な色が出てきます。
ウールやポリエステルだと綺麗で平面的な色合いになりがちですが、リネンで生まれる光沢は立体的で変化するのが面白いです。
自然なシワ感
ウール100％のスーツと比べて、リネンのスーツはさらにシワになりやすいです。
ですが、そのシワ感のおかげで着心地もよくなりますし、ウールのシワと異なってお洒落な印象になります。
ずっとシワが入っている訳ではなく、ウール混紡の生地であれば、着用後にハンガーにかけておくと自然とシワも回復していきますのでご安心ください。
涼しい着心地
乾いた手触りと汗をかいても身体にまとわりつかないことから、涼しく着用できるのがリネンの大きな魅力です。
暑い夏の日でもジャケットを羽織らなければならない時があると思います。
平織のウール100％の生地も良いですが、リネン混紡のジャケットを羽織ればもっと涼しく、お洒落にもなります。
まずはリネンのジャケットから
カジュアル目な雰囲気のある素材ではありますので、色合いも鮮やかなものが多いです。
スーツとなるとハードルが高いかもしれませんが、ジャケットであれば取り入れやすい素材かと思います。
ビジネスでも使いやすいような落ち着いた色合いの生地もありますので、春夏でジャケットを羽織る機会の多い方はリネン生地もご検討してみてはいかがでしょうか。
春夏におすすめのスーツ生地に関しましてはこちらでもご紹介しております。
また、春夏はジャケパンとして涼しげなジャケットを羽織られる方も多いです。
ジャケットにつきましてはこちらでもご紹介しておりますので、こちらも合わせてご覧ください。
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リネンのスーツの製作事例もございますので、こちらも参考になれば幸いです。
