オーダースーツをおすすめする3つの理由

投稿日:2018年3月11日 更新日:スタッフブログ

オーダースーツのメリット、デメリット

広島のオーダースーツ専門店【広島えびすテーラー】の細田です、こんにちわ。

お店のオープン前後のバタバタがひと段落してきたので、そもそも何故オーダースーツをおすすめするのか、その理由についてご案内してみようかと思います。

近年、オーダースーツへの注目度は以前より上がってきています。

でも、そもそもオーダースーツ自体はずーっと昔からあったもので、特に目新しいものではありません。むしろIT産業全盛の今においては時代遅れの感すらあります。

既製品と比べた時のオーダースーツのメリットは、

・サイズがぴったり合う
・好みの色や柄が見つけやすい
・デザインが細部までこだわることができる
・独特なデザインを施すことができる

などがあります。

逆にデメリットは、

・既製品に対して価格が高く感じる
・出来上がりまでに時間がかかる

などがあります。

これらはどういった差から来るのでしょう。

既製品を選ぶ場合

既製品のスーツ、つまりもう完成しているスーツを選んで買うときは、まず店員さんにサイズを測ってもらいます。サイズ表記が日本と海外とでは違う場合がありますが、日本では主に【A5】とか【AB4】とかというサイズ表記を使います。

このサイズ分類は実に良くできていて、日本人の体形が身長と横幅で約20種類程度に分類されています。例えば身長が170cmくらいの方がいた場合の号数(縦の長さ)は5号。そこにYA、A、AB、BE、Eという英字の部分が加わることで、体格(横幅)で細分化しているのです。

このように人間の体のサイズを細かく分類することで、基本的にはストレッチ性の乏しいメンズスーツの生地でもサイズ選びを間違わなければ、細部は別として全体的には概ね体にあったスーツを着ることが出来るのです。

しかし、こうやって細かく分類することの弊害もあります。

前述したように、まず自分のサイズを測ってもらいスーツを探し始めるということは、決まったサイズの中に好みの色や柄が無い事も多くある。ということです。

既製品は色・柄に制約がかかりやすい

お店側の視点から考えると、売り場面積などの関係から総在庫量というものは、必ず限界があります。例えば400着分の在庫面積があったとしても、20種類のサイズで単純に割り算すると、一つのサイズあたり20種類しかストックできないわけです。

これをお客様から見ると「自分のサイズに合う商品は20着しかない」・・・となってしまうわけです。

では売れるサイズにターゲットを絞って「中心サイズは50種類ストックしよう!」とすると、今度はサイズ展開が犠牲になり、例えば極端に大きなサイズや小さなサイズは3種類しか選べない・・・といったことになります。

種類とサイズを両立させようとするととんでもない量の在庫になってしまうので、衣料品関係のお店は必ずどこでもこの種類とサイズの天秤で悩んでいます。

オーダースーツはデザインと量の両立が可能

オーダースーツはご存知の通り、お客様と生地やデザインを決定したのちに縫製に入ります。

ですから、お店側から考えると「サイズ」に関する在庫を考えなくて良いのです。

先ほどの例でご説明すると、400着分の売り場面積があったとすれば、400種類の在庫をストックできます。

さらに言うと製品になる前の生地の状態で置くことができるので、スペースを小さく抑えることができ、さらに多くの種類を置くことができます。

これをお客様からの視点で考えると「400種類以上の生地の中から好きなデザインを選ぶことができる」となるわけです。

残る課題は価格差

ここまでで「商品を選ぶ」という点においては圧倒的にオーダースーツの方が自由度が高いことはお分かりいただけたかと思います。

残る課題は「価格」です。

「オーダースーツは高い」というのが定説です。

どちらが高いか安いかを比較した場合、例えば同じレベルの縫製技術で同じ生地を使った場合、製品価格では、残念ながらやはりオーダースーツの方が高くなります。

生地は同じ価格だったとしても、同じサイズをたくさん作る既製品の方が縫製コストを抑えることが出来るのに対し、1着1着、個人の体の細部まで合わせていく工程は着心地は最高ですがコストがかかるのです。

その価格差を少しでも少なくする努力

オーダースーツ業界は悩みます。

たくさんの種類の生地から選んでもらえるスーツはお客様にとって、良いご提案ができる可能性が高く、安心して且つ自信をもって商品を供給できます。

縫製品質を高いレベルで維持し、なおかつよりお求めやすい商品としてのオーダースーツを供給する必要があるわけです。

オーダースーツの価格をお求めやすい価格に近付ける

既製品と全く同じ価格まで落とすことは難しいですが、いろいろな努力で身近になってきているのは確かです。

各社色々な方法で価格を抑えています。

例えばあるお店は、店舗を2階以上に置き、店舗スペースもとことんまで少なくするために、生地の見本はバンチブックと呼ばれる見本帳のみにしています。これは家賃地代を抑えることで、商品価格に反映するパターンです。

例えばあるお店は、インターネットで販売することで人件費を抑え、抑えた分を価格に反映しています。

例えばある会社は、縫製拠点を海外に置くことで納期と引き換えに価格を抑えます。

広島えびすテーラーのオーダースーツの特徴とは

広島えびすテーラーの一番大きな特徴は、店内を埋める約3.2mにカットされた生地にあります。

ちなみに話はそれますが、平均より少し大きな人でも1着を作るのに必要な生地の長さは、一般的な150cm幅のスーツ生地で3.2m必要です。

広島えびすテーラーには、その約3.2mにカットされた生地が所狭しと置かれています。

オーダースーツの価格は【生地の原価+縫製加工料】に分けることができます。

時には商品原価の半分以上を占める、この【生地】の価格を、独自の大量仕入れや直接買い付けで、仕入れ単価を抑えることにより、本格的な国内縫製のオーダースーツの最高峰の縫製レベルを維持しながら、オーダースーツとしては比較的お求めやすい価格でご提供できるのです。

心が躍る、オーダースーツを

広島えびすテーラーのもう一つの特徴に「オーダーする楽しさ」があります。

スーツ選びはとても楽しいものです。

しかし、時代の流れでコストダウンのために簡略化されてしまっている現状があります。広島えびすテーラーではそのデザイン選びを、ゆっくり時間をかけて楽しんでいただけるように、種類の豊富さや品質など、とことん追求しています。

リアルな大きさにカットされた生地や、それの数十倍のサンプルバターン。さらに数十種類の天然素材のボタンに、豊富な種類の裏地。それらを選んでいくことはオーダースーツを作る本当の楽しさを思い出させてくれます。

広島えびすテーラーがオーダースーツをおすすめする理由

広島えびすテーラーのモットーは「心が躍るオーダースーツを、安心価格で」です。

生地選び、裏地選び、ボタン選びなど、スーツを作り上げていく工程は本当にワクワクして楽しいものですが、これをひとりでも多くの方に体験してほしい。そしてもちろん価格は十分手の届く範囲でご提供いたします。これが当店のオーダースーツをおすすめする一番の理由です。

続いて2つ目。これは、広島えびすテーラーのオーダースーツは「体型補正が一生涯無料」という点です。
オーダースーツのページに詳しく書いておりますが、広島えびすテーラーでオーダーいただいたスーツやジャケット、パンツなどは体型変化などによる補正を一生涯無料で補正いたします。というものです。

そして最後。「スーツスタイルに自信を持てる」。これです。

広島えびすテーラーにご来店いただくと、まず当店のフィッターがお客様のお好みや生活スタイルに合ったデザイン着心地などのお話をお伺いしながら、生地や着方などのご提案をいたします。

定番や流行などのお伝えできる情報をお話した上で、お客様のお好みやセンスに、そしてご自分の体にぴったり合ったスーツをご相談しながら一緒に作っていきます。

出来上がったスーツをご着用いただき、お仕事やプライベートに臨んでいただく。そして普段の生活そのものが少しでも向上し、笑顔が少しでも増える。これこそが広島えびすテーラーが目指すところであり、当店のスーツをひとりでも多くの方に着ていただきたい思いでもあります。

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